感染症予防について
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が世界で広がりつつあります。COVID-19の予防は、インフルエンザなどの一般的な感染症の対策と同じです。以前に何度かインフルエンザ予防として記載した内容を紹介致します。
☆普段から気を付けること
- 休養とバランスの取れた食事は免疫力を保つ基本です。普段から偏りのない塩分以外の十分な食事を心がけ、睡眠不足にならないよう心がけてください。
- 手洗い・うがいは体に付着したウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、感染予防の基本です。積極的に行っていただくようお願い致します。
- インフルエンザの症状があるなしに関わらず、マスクの着用をお願いします。また、特にご高齢の方や基礎疾患のある方、疲労気味、睡眠不足の方は、人込みや繁華街への外出は控えましょう。
☆マスクの正しい着用法☆
インフルエンザウイルスと同様、COVID-19の主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫および接触感染とされています。飛沫感染の予防としてマスクが一般的ですが、正しく装着しなければ効果は激減してしまいます。鼻と口の両方を必ず覆い、できるだけ隙間を失くすよう顔にフィットさせましょう。
※COVID-19感染症の影響により、世界的に深刻なマスク不足が起こっています。SNS等で簡易マスクの作成方法が紹介されていますが、当然ながらウイルスから防御できるかという点について医学的根拠はないのが実情です。しかし以下については効果があると考えられています。
①湿度を上げ、のどや気管の粘膜の乾燥を防ぐ。
②自身が感染している場合、くしゃみや咳による他者への感染を予防する。
どうしてもマスクが手に入らない場合、何もしないよりはマシと考えて作成・利用するのは良いかもしれません。
- 空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下し、感染しやすくなります。室内では加湿器などを使用して、適切な湿度(40~60%)を保ちましょう。
- もしご自身に次の症状がある方は、まず本院にご相談ください。
- 風邪の症状や37.5℃以上の発熱が2日程度続いている
※高齢でない方、基礎疾患等(腎障害、糖尿病、透析等)のない方は、上記の状態が4日以上続く場合
- 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある
※5月12日現在、相談・受診の目安は、以下のように変更されています。
○ 少なくとも以下のいずれかに該当する場合には、すぐに御相談ください。(これらに該当しない場合の相談も可能です。)
☆ 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
☆ 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
(※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
☆ 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
(症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。)
ご家族、知人に上記症状がある場合は以下の相談センターにご連絡ください。
帰国者・接触者電話相談センター
<平日午前9時から午後5時まで> 世田谷区:03-5432-2910
武蔵野市
<それ以外の日時> 都・特別区・八王子市・町田市合同電話相談センター 03-5320-4592
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【~まめに手洗いして頂き、3密を避け、マスク着用し顔は触らず、3不足(睡眠不足、栄養不足と透析不足)と喫煙は避けましょう~】