上海血液浄化研修会・技術交流会にて講演を行いました
院長ブログ
会長: 復旦大学付属中山医院 腎臓内科主任教授 丁 小強 先生
目的:上海技術講習会、交流会は日本の臨床工学技士、臨床における医師(臨床医)による講演を通じて中国、技士、医師への多人数用透析液供給装置システム(Central Dialysate Delivery System:CDDS)の普及啓発を図ることを目的とする。
上海血液透析技術研修会は11月26日に上海第六人民医院(1,700床の大病院でした!)の大会堂において開催されました。
上海医療機関76施設200名の医師,看護師,技士(工程士:中国での技士の正式名称)が参加しました。私、菅沼は「多人数用透析液供給装置システム(CDDS)の臨床的有用性」を講演しました。通訳は福建省での前回の講演に引き続き黄先生に御担当頂きました。ものづくり日本の技術力が世界に誇れる透析医療の質の高さと安全性を実現させていることを腎内科クリニック世田谷の良好な治療成績が証明したことになります。特に無酢酸透析液、オンラインHDFや間歇補充型HDF(I-HDF)が普及していない中国の先生方におかれましては夢の治療法に見えたのではないでしょうか。
研修会終了後の丁教授主催の夕食会でも満足度の高い講演であったと感謝されました。
2016上海血液浄化研修会・技術交流会 平成28年11月26日 | ||
講演者 | 講演テーマ | 時間 |
川崎忠行 日本臨床工学技士会 | 日本の透析チーム医療に関して | 13:30-14:10 |
津山義生 膜分離技術振興協会 | 透析用水の作成とその管理 | 14:50-15:30 |
菅沼信也 腎内科クリニック世田谷 | CDDSの臨床的有用性 | 14:10-14:50 |
田岡正宏 偕行会グループ透析事業本部 | 透析装置の自動化の動向 | 15:30-16:10 |