新型インフルに関する腎内科クリニック世田谷御来院予定の皆様へのお願い
海外渡航していない神戸市内の高校生から採取したウイルスが、新型インフルエンザと確認されたのを受け、政府は対策本部幹事会を開き、行動計画の対策レベルを(第一段階)「海外発生期:国内未発生期」から(第二段階)「国内発生早期」へ引き上げました。
腎内科クリニック世田谷は腎臓病・糖尿病・人工透析を専門とする医療機関(各学会認定の腎臓専門医・糖尿病専門医・透析専門医がおりますが、感染症専門医は不在でございます)であり、万が一感染すると重症化する可能性のある基礎疾患を持つ方も多数ご通院頂いております。本院では院内に複数の空気清浄機や加湿器を設置して空気の清浄化と加湿によりウイルスが不活化されるよう日々こころがけ、来院時に全員の患者様の体温測定も毎回行っておりますが、万が一御来院された方の中に一人でも感染者が発生した場合、維持血液透析患者様におかれましては同一空間で同時に多数の方が血液透析加療を通常週三回日々お受け頂いております関係で容易に感染拡大が起こりうる可能性がございます。そこで、
腎内科クリニック世田谷へ御来院予定の皆様へのお願い
1. 予防のために、流行地には行かないようにして頂き、人混みは出来るだけ避けて頂き、手洗い・うがいを着実に頻回に行って、睡眠と栄養を十分にとり体調を整えて下さい。 海外渡航の有無に関係なく御来院前に熱がありそうな場合には必ず体温計で御来院前にご自宅で体温の測定をお願い致します。
2. 発熱が認められなかった場合、微熱があっても海外渡航しておらず、発熱のある海外渡航者や海外渡航していなくても発熱や呼吸器症状があり新型インフルエンザの可能性のある方との接触もない場合は、手洗い、うがいを行っていただいた上で、出来るだけ人混みを避けながら、予定通り御来院をお願い致します。人混みではマスク(感染予防にはN95マスクがお勧めです)の着用を強くお勧め致します。腎内科クリニック世田谷透析室へのご入室にあたっては、更衣室隣の透析患者様待合(衛生的なセンサー式自動水洗がござます)にて手洗い、うがいをして下さい。
3. 体温37.8度以上の発熱及び一つ以上の呼吸器症状(鼻水や鼻詰まり、咳、のどの痛み)が認められた場合や微熱であっても海外(特にメキシコ、欧米、カナダ)渡航後の場合や発熱のある海外渡航者や海外渡航していなくても発熱や呼吸器症状があり新型インフルエンザの可能性のある方との接触があった場合は、来院前に本院03-5969-4976(よくなろー)へまずご一報頂いた上で、
平日の9時から17時までは
世田谷区にお住まいの場合、
世田谷区新型インフルエンザ発熱相談センター:03-5432-2471
又は
世田谷保健所健康推進課:03-5432-2441
杉並区にお住まいの場合、
杉並保健所保健予防課:03-3391-2670
武蔵野市、三鷹市、府中市、調布市、小金井市、狛江市にお住まいの場合、
多摩府中保健所:042―362-2334
又は
最寄りのその他の各保健所の発熱相談センター
に、
土日祝日及び夕方~夜間~早朝の時間帯の場合は、24時間対応の
東京都発熱相談センター:03-5320-4509
又は
福祉保健局健康安全部感染症対策課:03-5320-4509
へお電話頂き、発熱がある旨等をお伝え頂き、そこでの指示に従ってください。本院ではなく発熱外来設置医療機関または感染症指定医療機関への受診を指示される場合がございます。お手数ですが指示された内容や他院を受診された場合はその結果を本院までお知らせ下さい。
なお、今回の新型インフルエンザは現在のところタミフル感受性であり治療及び予防にタミフルは有効とされています。透析患者様の場合タミフルの血中濃度が長時間高くなり、一錠一回の服薬で約一週間効果を示します。
以上に対するご理解とご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。