被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます
平成28年熊本地震発生から1週間が経とうとしていますが、余震も続いており、復旧までには時間がかかりそうです。
昨年9月28日に菅沼と本院臨床工学技士西澤が医療法人野尻会熊本泌尿器科病院を訪問し、当日の様子をウェブサイトにアップして頂いております。透析ベッド数が89床もあり、準夜透析(0時10分まで)及び深夜長時間透析(オーバーナイト透析)を行っていらっしゃるとの事で規模、質共に素晴らしい施設です。
日本血液浄化技術学会Webサイトを拝見すると被災医療機関への救援物資募集の他、被災地の透析医療支援を目的とした看護師さん、臨床工学技士さんの一週間期間限定でのボランティア募集もなされています。40施設程が透析不可能となったとのことで、限られた透析施設で多くの患者様の治療に携わるにはマンパワーが必要です。被災地に行く都合がつきそうな看護師さん、臨床工学技士さんは是非応募してみてはいかがでしょうか?
また、日本血液浄化技術学会Webサイトのトップページに急遽設置された災害掲示板にて現地で不足しているもの、必要とされているものが現地からの生情報として掲載されておりますので、ご参考の上、救援物資を御検討頂ければと思います。
日本血液浄化技術学会では4月30日(土)~5月1日(日)岡山市にて第43回日本血液浄化技術学会学術大会・総会の開催が予定されています。こちらの学会のシンポジウム「多様化する透析治療~発展的血液浄化療法についておもいっきり考える」において高血液流量透析(高血流透析)について菅沼が口演する予定でおります。震災の特殊状況下では短時間の透析にせざるを得ない日が続く事も予想されます。透析効率をできるだけ良くする為にも血流量QBはなるべく確保して頂く事をお勧め致します。
東京方面へ一時避難される方で透析が必要な方は、東北での震災の際(複数の血液透析患者様の緊急臨時透析の受け入れを腎内科クリニック世田谷も行いました)と同様臨時透析受け入れが本院でも可能ですのでご連絡下さい。原則として透析時間は短縮でなく平常通りのお時間実施させて頂きます。
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。関東のDMAT(災害派遣医療チーム)所属医師も熊本入りしており、被災地において復興支援に尽力されている方々に対し感謝と敬意を表すと共に、一日も早い復旧と生活の回復を祈念致します。
腎内科クリニック世田谷
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