01 腎臓内科
腎疾患・腎臓病(慢性腎炎、慢性腎不全など)、予防接種、および腎移植相談外来についてご紹介します。
症状
- 主な症状について
- 腎臓病の症状としては浮腫(むくみ)、体重増加等の症状、血圧の上昇等が現れる事がありますが、無症状の事も多く、尿蛋白陽性もしくは増加、腎機能の低下等を言われた場合、本院にご相談下さい。
治療
- 食事・薬物療法
- 蛋白尿や血尿を指摘された場合、病態に即した治療方針を決定し、最適な治療を行います。
- 腎性貧血に対する治療
- 腎臓には赤血球の産生を促す造血ホルモン(エリスロポエチン)を作る役割があります。 慢性腎臓病が進行すると造血ホルモンの生成量が減少するため、ヘモグロビン(Hb)値が低下し貧血を発症します(腎性貧血)。 その他にも、鉄欠乏や炎症、尿毒症性毒素による赤血球寿命の低下などによっても起こります。これに対し、造血ホルモン剤である赤血球造血刺激因子製剤(ESA)を投与し、貧血管理を行います。
- 酵素補充療法
- ファブリー病等に対する酵素補充療法も行っております。酵素補充療法は、欠損したり活性の低下している特定の酵素を製剤化して点滴で補充し、体内に蓄積されている糖脂質を分解・代謝する治療法です。これにより症状の改善や病気の進行を抑えることができます。
腎移植相談外来について
- 本院では、本院の患者様はもとより、本院以外の医療機関に通院されている患者様も対象に「腎移植相談外来」を行っています。腎移植相談外来は、本院の専門医が現在の診断や今後の治療法、腎移植などに関する相談を受け、患者様がより良い治療方針を決定するためのお手伝いをしています。腎移植をお考えの方、すでに腎移植を受けられた方、ドナーとして腎臓を提供された方、いずれの方々も対象ですので、お気軽にご相談ください。
>お問い合わせ - 腎臓の機能が大きく低下してしまった時にその代わりとなる治療(腎代替療法)は大きく分けて透析療法(血液透析、腹膜透析)と腎臓移植(献腎移植、生体腎移植)があります。一旦治療を始めると他の治療のことは聞きにくいものですよね。2019年4月から腎内科クリニック世田谷では腎移植相談外来を再開いたしました。東京女子医科大学腎臓病総合医療センターと連携し、毎月金曜不定期(月1~3回の予定です)で行います。腎移植について興味がある、詳しく聞いてみたい方(患者様やそのご家族)はご相談ください。完全予約制となります。
- 相談内容(例)
- 腎移植をお考えの方
- ●透析療法と腎移植では、治療においてどのような違いがありますか?
- ●生活上の制限はどのようなものがありますか?
- ●他院では移植は難しいと言われました。
- ●高齢ですが可能でしょうか?
-
移植後の方
- ●どのような食生活が必要ですか?
- ●どのような薬を飲む必要がありますか?
- ●どのくらいの期間で、どんな検査がありますか?
相談料 | 本院以外の患者様 | 本院かかりつけの方 | |
移植前の方 | 移植後の方 | ||
1,000円(税込) | 5,000円(税込) | 無料 |
※ご相談内容によっては保険適用の診療となり、費用が変わる可能性がございます。保険証を必ずご持参頂きますよう、よろしくお願い致します。
- 腎臓移植組織適合性検査費助成(HLA検査費)のご案内
- 東京都では、毎年腎臓移植組織適合性検査費(HLA検査費)の助成を行っています。
対象者は、下記となります。
①都内に住所を有し、人工透析療法を受けている慢性腎不全の方で、献腎移植を希望するため、公益社団法人日本臓器移植ネットワークへ登録する方
②都内に住所を有し、慢性腎不全に係る治療を受けている方で、先行的献腎移植(透析療法開始前の献腎移植)を希望するため、公益社団法人日本臓器移植ネットワークへ登録する方(平成30年1月1日以降に腎臓移植組織適合性検査(HLA検査)を受けた方)
詳しくは東京都福祉保健局ウェブサイトをご確認ください。
検査内容
- 検査について
- 採尿、採血、レントゲン検査、心電図検査、超音波検査、血圧脈波検査、身体組成分析 などが院内で可能です。
- その他
- 腎臓病や透析に関するお悩みをお持ちの方、本院にご相談下さい。セカンドオピニオンも受け付けます(お気軽にご相談にいらして下さい)。
Q&A
- 制作中
- 現在コンテンツ制作中です。しばらくお待ち下さい。
ドクター紹介
- 菅沼 信也 Shinya SUGANUMA
- 医療法人社団菅沼会腎内科クリニック世田谷 院長
日本内科学会内科認定医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本透析医学会透析専門医
身体障害者福祉法第15条指定医(腎臓機能障害)
- 伊藤 壮一 Soichi ITO
- 総生会麻生総合病院 救急総合診療科部長
日本救急医学会救急専門医/指導医
日本内科学会内科認定医
初期臨床研修指導医
日本救急医学認定ICLSディレクター
米国熱傷学会The Advanced Burn Life Supportインストラクター
日本救急医学会公認JPTEC世話人
日本臨床救急学会認定ISLSインストラクター
日本DMAT隊員
川崎DMAT隊員
- 湯村 和子 Wako YUMURA
- 東北医科薬科大学病院・腎臓内分泌内科 臨床教授
日本内科学会認定内科医
日本腎臓学会腎臓専門医・指導医
日本透析医学会透析専門医・指導医
日本医師会認定産業医